PSO2のチーム、Nacht Rosenのホームページを兼ねたBBSです。
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PSOよりヒースクリフ・フロウェンのメッセージ
昔、フロウウェンのメッセージをメモ帳に保存してましたからpspo2iでも出ることですし、記念に(?)張っておきます。


PSOEP2

ヒースクリフ・フロウウェン
メッセージ

行空きから行空きまでが一言です。

~中央管理区~
ログ1

・・・

・・・これを誰が聞くことになるかはわからんが・・・

このラグオルの真実の姿として
これをここに残す。

オレの名はフロウウェン

パイオニア1陸軍副司令官
ヒースクリフ・フロウウェンだ

・・・

我々の目的である
惑星ラグオル殖民の
進行状況は悪くなかった

コーラル本姓環境の悪化。
新天地の必要性から発令された
このパイオニア計画

惑星に到着した我々は
生存可能かどうかを調査し
居住環境を築いた・・・

だがこの選定された惑星が
間違っていたのかもしれぬ。

・・・いや、
最初から
そう仕組まれていたのだろう。

この星に眠る「アレ」は
我々の手で扱える範疇を
遥かに超えたものだ。

掘り起こすべきではなかったのだ。

この呪わしき
過去の遺産は・・・

・・・

ログ2

・・・

・・・初めて「アレ」に遭遇したのは・・・

そうだな。

古代戦の発掘作業も
かなり進んだころだ。

惑星ラグオルに眠る、
超古代文明を発掘し、

その技術を
我々の文明の進歩に云々・・・

体のいい理由だ。

だが、少なくともオレは・・・
そのための計画だと信じた。

地表でテラフォームや
セントラルドーム建設などの
殖民作業が進んでいる中、

その地下では
発掘作業が秘密裏に
進められた。

地表の連中は
地下でこんなことが行われているとは
夢にも思っていなかっただろう。

長い時間と労力を費やして
発掘舞台は、遂に古代宇宙船
内部への侵入に成功した。

だが、
喜んだのもつかの間だった。

・・・「アレ」が現れた。

・・・

発掘部隊は全滅。

以後古代船内に入った人間は
誰一人として戻っては来なかった。

敵意を持った生命体の存在。

確認できたのはそれだけだ。

時を経ずして
討伐作戦が発令された。

・・・

オレは一生忘れんだろう。

まるで暗闇の深淵から
這いずりあがってきたようなあの姿。

ひとつの姿を
保てていない。

と言うよりはむしろ・・・

ひとつひとつの細胞が
死と再生を繰り返して
いるかのようだった。

・・・

・・・撃退には成功した・・・

が、オレの指揮した
軍の討伐部隊もほぼ全滅。

そして生き残ったオレは
その代償にこの傷を受けた。

今でも蠢く
この傷は「生きている」

そしてオレの体を
支配しようと
侵食し始めている・・・

ログ3

・・・

「D型因子」

・・・この傷を指してオストは言った。

未知の生命体。
その発見に奴は狂喜していた。

そしてオレに
こう聞いてきた。

「故郷を失いつつある
我々の未来のため君の体を
政府に提供する気はないか?」

と。

・・・

老い先も短いこの身体が
人々の未来のためになるならば
なにも思い残すことはない。

そう考え、オレは
幾つかの条件と引き換えに
政府の申し出を受けた。

オストはそれを聞くと
喜び勇んで言った。

「君はこれから
政府公認の実験体となることを
認めなくてはならない。」

・・・

つまりこれから
何が起こったとしても
何も言うことはできない。

死んだ人間になれ
ということだ。

・・・

「死亡の発表や本星に残してきた
娘や友人へのメッセージの送信は
全て政府が済ませる。」

と奴は言った。

・・・

提案を受け入れたとは言え
心残りもあった・・・

この老いぼれを「師」と呼び
こんな未開の地にまで
ついてきてくれたあの利発な娘。

オレの死が知らされた時
あの娘はどう思うだろう・・・

・・・

だが、
そんな感傷もつかの間だった。

オレは死んだことと世間には
発表され、ある場所に移送された。

それが全ての過ちの
始まりだったかもしれぬ。

今のラグオルを覆う
現実は言わば、

オレの決断が
生み出してしまったようなものかも
しれないのだ・・・

・・・

ログ4

・・・

いつの間に
こんな施設を作ったのか・・・

セントラルドームから
遠く離れたこの島に
オレは移送されてきた。

地上と海底。

島全体が巨大なラボのようなものだ。

さらにパイオニア1ラボの
主だった博士連中が
雁首揃えてオレを待っていた。

オスト博士を初め・・・
フォトン工学の権威
グレイブ博士夫妻・・・

これも
計画のうちだった
と言うわけだ。

・・・

やがてオレの身体を
研究材料とした
実験が始まった。

詳しい内容についてはわからんが、
その研究は多方面に
渡っていたようであったし、

研究成果自体も
オストの様子から察するに
悪くないようだった。

そんな中・・・

あの古代船から再び
大量の亜生命体が発生した
という話を耳にした。

・・・

まだ死んではいなかったのだ。

・・・

今考えれば・・・

死、という我々の概念を
あの生命体に適用すること自体が
間違っていたのかもしれん。

だからこそ古代人たちは
宇宙船ごとこの星の奥深くに
「アレ」を封じ込めた・・・

未知のフォトン・・・
永遠の生命体・・・

そう考えると
あの高名な博士連中が
躍起になるのも納得が行く・・・

・・・


海底プラント

ログ1

・・・

・・・最近施設内に
異様な空気が流れている・・・

・・・

オストが実験中の被検体が
施設内から逃げ出したらしい。

聞くところによれば
坑道施設へのダクト内に
潜伏したそれは・・・

動物や植物。
そういった原生の生命体に
例の因子を注入し、

突然変異体を
生み出しているということだ。

・・・

島の管理AI群も
何者かの侵入を
受けているようだ。

坑道施設では
突然変異体の発生はおろか・・・

管理マシンの暴走すら
最近はざららしい。

真上に位置している
セントラルドームにまで
被害が及ぶのは時間の問題・・・

・・・

そんな状況にも関わらず、
オストは実験の最終段階に入る
などと言い出した!

奴はこうも言った。

「逃げ出した被検体や
プラントのケージ内にいる
人工生命群は・・・

「全てこのための
試験段階に過ぎなかった。」

「全ては予定通りなのだ。」

「この実験が成功すれば
問題は駆逐されるだろう。」

・・・

実験の内容はこうだ。

亜生命体を生み出している
根源そのものを
自らの手で作り出す。

そのコアに「人間」を
使用することによって
それをコントロールすると言うのだ。

馬鹿な・・・!

言ってみれば「アレ」を
模した「生体兵器」を
作り出すようなものだ。

なんという愚かな・・・

理解できぬもの、
手に負えぬものを模倣したところで
なんの結果が得られる・・・?

オストほどの有能な科学者が
そんな判断も
つかないほどになろうとは・・・

・・・

・・・いや。

これが天才と称される所以なのか・・・

・・・

ログ2

・・・

・・・移民船パイオニア2が
惑星ラグオルに接近している・・・

・・・

つまりオレは
政府の連中に欺かれた
ということだ。

オレが実験体となるのと
引き換えに出した条件、

それはコーラル本星政府へ
メッセージを届けること。

パイオニア2による
惑星ラグオルへの
第2次移民の一時中止。

内容が内容だけに
揉み消されたのだろう。

パイオニア2の人々は
何も知らされぬまま
この地に降り立つのか・・・

・・・

軍内部でも暗殺があったと聞いた。

おそらくは地に餓えた
あの猟犬連中の仕業だろう。

・・・

何が陸軍副司令官か

オレが迂闊だったばかりに
部下には可哀想なことを・・・

・・・

気付くのが遅すぎた。

歯車は元から
狂ってしまっていたのだ。

全ての過ちは
もっと前から
始まっていた。

そう・・・

このパイオニア計画
そのものから。

・・・

しかし・・・
もはや手遅れ。

私は私のままでは
いられなくなるだろう・・・

・・・足音が聞こえる。

奴らが私を
捕らえに来た。

侵食されきった
この身体では
抵抗することすら適わぬ・・・

・・・

ログ3 雑音は弱い・強いのニ種類
一言ごとに一度全くの白い、空白のフキダシが入る。(だから3行空け

(弱い雑音

「・・・爆発が起こった・・・」



「・・・深淵から生まれたもの・・・」



「・・・パイオニア1のクルーたち・・・」



「・・・取り込まれていくのが見えた・・・」



「・・・ここから全てが見え・・・」



「・・・私も既に支配され・・・」



「・・・意思は常に覗かれてい・・・」



「・・・探していた・・・」



「・・・寄り代となるものを・・・」



「・・・進化を欲していた・・・」

(弱い雑音

「・・・?・・・」



「・・・何故・・・」



「・・・あれだけ残して・・・」



「・・・違う・・・」



「・・・あの娘は・・・」



「・・・あの娘だけは・・・」



「・・・お願いだ・・・」



「・・・止め・・・」

(強い雑音

「・・・!・・・」



「・・・否・・・」



「・・・止められナカッたノダ・・・」



「・・・全てのもノに・・・」



「・・・ルため・・・」

(強い雑音

「・・・彼女ハ・・・」



「・・・彼女ヲ・・・」



「・・・選ンダノダ・・・」

(強い雑音

ログ4

(強い雑音

「・・・我ガ身ハ・・・」



「・・・無カニシテ・・・」



「・・・全テヲ持ツ・・・」



「・・・存在ト成リ果ツ・・・」

(強い雑音

「・・・タダ今ハ・・・」



「・・・深キ淵ニテ・・・」



「・・・我ヲ滅ボス・・・」



「・・・赤キ捕ラワレ子ノ・・・」

(強い雑音

「・・・救イ手ヲ・・・」



「・・・待ツ・・・」



「・・・コノ深キ・・・」



「・・・地ノ底デ・・・」



「・・・待ツ・・・」

(強い雑音

「・・・ワガ名ハ・・・」



「・・・スクリフ・・・」



「・・・フロウ・・・」

(強い雑音

Fin

そしてオルガ・フロウが滅ぼされし時、
フロウウェンの魂は上空へ上がる。
途中でそれが黄色のフォトンを失ったダークフロウとなり、
空を舞いながら落ち、地面に突き刺さる。
そして少しずつ光となり、消えてゆく・・・(オフエンディングより)
オンでフロウを見た場合は、フロウが突き刺さった剣を持っていて
近づくと上から光が注がれて消える。
  • フィー
  • 2011/01/17 (Mon) 00:25:23

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